◆マーケティング心理学まとめ

コントラスト効果(対比効果)とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

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江波戸

会社員で複数のメディア統括をしている江波戸(えばと)です。(主にSEO担当)

Webマーケター兼ライターをしています。

「コントラスト効果(対比効果)ってどういう意味なんだろう…」

「コントラスト効果(対比効果)の具体例を知りたい!」

結論から言ってしまうと、「コントラスト効果(対比効果)」とは、2つ以上のものを比べたときに差があると、実際の差よりも大きく差が感じられる心理効果を言います。

簡単に説明すると、対比することで心理が働く心理用語で、食材、商品、文章など幅広い場面で使われています。

この記事では、「コントラスト効果」の意味やさまざまな具体例、「コントラスト効果」を活用したマーケティング手法を分かりやすく解説していきます。

この記事を読むことで、食べ物や商品の見た目を最大限アップして表現することができ、売れなかった商品が売れるようになります。

読むのが面倒な方は…

※すぐにマーケティングで応用する方法を知りたい方は【「コントラスト効果」をマーケティングで活用する方法】をクリックでジャンプします。

この記事の内容
  1. 「コントラスト効果」の意味
  2. 「コントラスト効果」の由来
  3. 「コントラスト効果」の具体例
  4. 「コントラスト効果」の類語・言い換え表現
  5. 「コントラスト効果」の英語表現
  6. 「コントラスト効果」を使ったマーケティング手法
  7. 「コントラスト効果」を使ううえで気を付けること

目次

「コントラスト効果(対比効果)」の意味

「対比効果」の意味

江波戸

まず、コントラスト効果の意味について解説します。

コントラスト効果

読み:こんとらすとこうか

2つ以上のものを比べたときに差があると、実際の差よりも大きく差が感じられる心理効果。

「コントラスト効果」とは、2つ以上のものを対比したときに差があると、実際の差よりも大きな差に感じるという心理効果を言います。

例えば、同じ色でも組み合わせる色によって違った色に感じる、見方が変わることを言います。

この違った色や見方が変わるというのは、

  • 迫ってくるように感じる
  • より明るい色に感じる
  • 色の占める割合が大きく見える
  • お互い似た色に見える

などさまざまな心理効果があります。

「コントラスト効果」は対比することで、脳に錯覚を感じさせる心理効果で幅広く活用できるのでしっかり理解していきましょう。

「コントラスト効果(対比効果)」の由来

「コントラスト効果」は「対比効果」とも呼ばれています。

「contrast」は「対比」という意味からきており、そこから由来されています。

「コントラスト効果(対比効果)」の具体例

「コントラスト効果」という心理用語は、具体的にどの場面で利用されているのかは以下の通りです。

  • 商品
  • 食材
  • 料理
  • 価格
  • コピーライティング

「コントラスト効果」は多くの場面で使われていて、逆に多くの場面で活用できるということです。

ここでは、「味」で使われているコントラスト効果の具体例をご紹介していきます。

◆「コントラスト効果」は味で使われている

「味」つまり「料理」で使われる「コントラスト効果」では以下のような意味合いを持ちます。

  • 2種類以上の異なった味を混合させたときに、どちらか1つもしくは両方の味が強く感じる現象のこと

一般には、どちらかの味が強く、それに対して他の味が弱いときに起こりやすい心理現象です。

例えば、

  • スイカに塩をかけると甘みを感じる
  • 味噌汁に出し汁をいれると旨みが増す

このようなことが挙げられます。

「コントラスト効果(対比効果)」は心理用語ではありますが、調理師の専門用語としても使われるので一緒に覚えておきましょう!

「コントラスト効果(対比効果)」の類語・言い換え表現

「コントラスト効果」の類語・言い換え表現には以下の2つあります。

  • 松竹梅の法則
  • アンカリング効果

それでは、1つずつ解説していきます。

「松竹梅の法則」

松竹梅の法則

読み:しょうちくばいのほうそく

商品の値段が3段階に分かれていると、真ん中の値段の商品を選んでしまうという心理効果。

「松竹梅の法則」とは、商品の値段が3段階に分かれていると、真ん中の値段の商品を選んでしまうという心理効果を言います。

レストランなどの食事の場面でコースが3つに分かれている時、真ん中を選んでしまう経験はありませんか?

もし、あなたが真ん中を選んでしまったら、それは「松竹梅の法則」が働いている証拠です。

1番安い値段の商品は「ケチだと思われたくない」といった見栄の心理が働き、1番高い値段の商品では「贅沢をして失敗したら嫌だ」という心理が働くことで選ばなくなります。

上記のような傾向は「極端の回避性」と呼ばれていて、その結果、真ん中の値段を選びます。

「松竹梅の法則」をマーケティングに応用するには、2つや4つの商品では、効果が発揮されないので1番売りたい商品を真ん中に選んで、あと2つ前後に商品を用意してみましょう。

こうすることで、真ん中の1番売りたかった商品選ばれやすくなります。

簡単にまとめると、「松と梅を割安に設定し、竹を割高に設定すれば利益率と商品への信用が上がるかもしれない」ということです!

「松竹梅の法則」について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

松竹梅の法則(極端の回避性)とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「アンカリング効果」

アンカリング効果

読み:あんかりんぐこうか

最初に提示された印象的な特徴や情報、値(価格)が強く残ってしまい、その後の意思決定や判断に影響する心理効果。

「アンカリング効果」とは、最初に提示された印象的な特徴や情報、値(価格)が強く残ってしまい、その後の意思決定や判断に影響する心理効果を言います。

人間は、情報が十分に揃っていないと、最初に着目した特定の特徴や情報を判断基準に設定します。

このような心理作用が、その後の意思決定や判断に影響しやすくなります。

「アンカリング効果」をマーケティングに応用するには、最初に高い価格を提示し、その価格を判断基準とさせます。

その後に価格を徐々に下げていくとお得に感じさせやすくなり購入へと繋がるのです。

「コントラスト効果(対比効果)」の対義語・反対語

「コントラスト効果」の対義語・反対語には以下があります。

  • 「フォン・ベゾルト効果」

それでは、詳しく解説していきます。

ファン・ベゾルト効果

読み:ふぁんべぞるとこうか

ある色が他の色と隣接している時、隣接している色に近い色に感じるように見える心理効果。

「フォン・ベゾルト効果」とは、ある色が他の色と隣接している時、隣接している色に近い色に感じるように見えることを言います。

「同化現象」とも呼ばれる「フォン・ベゾルト効果」は錯視の一種です。

同化が起こりやすいのは、

  • 色相が小さい
  • 明度が小さい
  • 彩度が小さい
  • 模様の線が細くて量が多い
  • 模様の色が背景色に似ている

というようなさまざまな現象に効果が現れます。

「コントラスト効果」は差が大きく感じるのに対して「フォン・ベゾルト効果」は差が小さく感じます。

「コントラスト効果」の逆の意味として一緒に覚えておきましょう。

「コントラスト効果(対比効果)」の英語表現

「コントラスト効果」は英語表記で”contrast effect”と表記されます。

「コントラスト効果」は英単語の「contrast」と効果の意味を持つ「effect」から由来している名前ですが、「contrast」とはどういった意味を持つのでしょうか?

「contrast」とは以下の意味を持ちます。

  • 対照
  • 対比
  • 反対のもの

以下では、「contrast」を使った英文をご紹介します。

<例文>

  • contrast two things.(2つのものを対比する)
  • contrast light and shade.(明暗を対照する)

それでは「コントラスト効果」を使ったマーケティング手法をご紹介します。

「コントラスト効果(対比効果)」を使ったマーケティング手法

「コントラスト効果」のマーケティング手法は以下になります。

  • 宝石店の販売ケースには、紺や濃い小豆色などの織物を敷いてジュエリーをより鮮やかに見せる
  • 高級食材の包材や食品サンプルには、黒などの濃い色を使用して高級感や重厚感というイメージを植え付ける

上記のように、商品や食材の見た目やイメージを上げるように意識をしていきましょう!

他にも最初に高価格な商品を提示し、その後に低価格の商品を見せることでお得に感じさせることができるのでマーケティングに効果的です。

「コントラスト効果(対比効果)」を使ううえで注意すべきこと!

「コントラスト効果」は対比することで効果を発揮できますが、対比の差が大きすぎる、間違った対比をしてしまうとあまり効果が発揮されなくなります。

そのため、

  • 商品の見た目やイメージを最大限アップできるような色合いを考えてみる
  • 違和感を抱かせない程度の価格を対比させることが重要です。

補足|「コントラスト効果」と一緒にマーケティングで使える心理学

ここでは、「コントラスト効果」と一緒にマーケティングで使うと効果的な心理学をご紹介します。

「コントラスト効果」は収益UPに効果的な心理学なので、さらに収益UPにつなげることのできる心理学を以下にまとめたのでぜひ参考にしてください!

「暗黙の強化」


「暗黙の強化」とは、その対象の比べる相手を批判することで、その対象を褒めたことになるという心理効果。 暗黙の強化とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「松竹梅の法則」


「松竹梅の法則(極端の回避性)」とは、三段階の選択肢があったときに、たいていの人は真ん中を選ぶという心理効果。 松竹梅の法則(極端の回避性)とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「コントラスト効果(対比効果)」


「コントラスト効果(対比効果)」とは、2つ以上のものを比べたときに差があると、実際の差よりも大きく差が感じられる心理効果。 コントラスト効果(対比効果)とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「クルーゾフ効果」


「クルーゾフ効果」とは、光の明るさや色の組み合わせによって快適や不快などと感じる心理効果。 クルーゾフ効果とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「摂取性同一視」


「摂取性同一視」とは、不快感や嫌な体験の記憶を弱めて、人間の心理的に安定するように働く「防衛機制」の一種のこと。 投影性同一視とも呼ばれる摂取性同一視とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「文脈効果」


「文脈効果」とは、次の4つの「知覚」「認知」「言語」「記憶」に関する概念で、その前後関係から対象となる刺激の知覚過程に影響をもたらす心理効果。 文脈効果とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「ディドロ効果」


「ディドロ効果」とは、自分が気に入った商品やサービスを購入すると、その他のものも気に入った商品に合わせた雰囲気のもので統一したくなるという心理効果。 ディドロ効果とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「ブーメラン効果」


「ブーメラン効果」とは、誰かを説得しようとすると、説得されようとした側の人の態度が硬化して逆に反発してしまうという心理効果。 ブーメラン効果とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「権威への服従原理」


「権威への服従原理」とは、ミルグラム効果とも言われるもので、人は権威性のある人の言動を見聞きしたときに「それが正しい」と思ってしまうという心理効果。 ミルグラム効果とも呼ばれる権威への服従原理とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「気分一致効果(感情一致効果)」


「気分一致効果」とは、情報を受け取る側はその時の気分や状況によって、同じ情報でも受け取る印象が変わるという心理効果。 気分一致効果(感情一致効果)とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「噴水効果」


「噴水効果」とは、さいしょに読み手が喜ぶものを見せることで、他の商品やサービスの露出を増やすことができるという心理効果。 シャワー効果とも呼ばれる噴水効果とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「吊り橋効果」


「吊り橋効果」とは、別名「吊り橋理論」とも呼ばれ、吊り橋の上のような不安や恐怖を感じる場所で出会った人同士が一緒に時間を過ごしたことにより、恋愛感情を抱きやすくなるという心理効果。 吊り橋効果(吊り橋理論)とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「一貫性の原理」


「一貫性の原理」とは、「自分の態度や発言、行動に一貫性を持たせたい!」という心理効果。 一貫性の原理とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「テンション・リダクション効果」


「テンション・リダクション効果」とは、購入時の決断や困難な目標を達成した直後、緊張が緩んだ状態になるという心理効果。 テンション・リダクション効果の意味は?マックやレストランの例、マーケティングで使える方法までご紹介

「保有効果」


「保有効果」とは、何かが自分のものになったときに、入手する前よりも高い価値を感じる心理効果。 保有効果の意味は?恋愛・マーケティングで使う方法や論文をご紹介

「バーナム効果」


「バーナム効果」とは、誰にでも当てはまりそうなことを、あたかも自分にピッタリ言われているかのように言われるように感じる心理効果。 バーナム効果の意味は?占いや血液型で使われている例、マーケティングで使える方法までご紹介

「ウインザー効果」


「ウインザー効果」とは、何かを直接伝えられるよりも、第3者から間接的に伝えられた方が信憑性は高まるという心理効果。 【心理学】ウィンザー効果の意味は?具体例やマーケティングで使う方法までご紹介

「初頭効果」


「初頭効果」とは、ヒトは相手を第一印象で認識してしまう傾向があるという心理効果。 【心理学】終末効果とも呼ばれる初頭効果の意味は?具体例やマーケティングで使える方法までご紹介

「ザイアンス効果」


「ザイアンス効果」とは、繰り返しその商品やサービスなどに接触することで、好意や印象、興味が高まるという心理効果。 【心理学】ザイアンス効果(単純接触の法則)の意味は?恋愛や営業、マーケティングで使う具体例を解説

「ストループ効果」


「ストループ効果」とは、文字意味と文字色を同時に目にするふたつの情報が干渉しあうという心理効果。 ストループ効果とは?日常生活やトイレ、ゲームで使われている例からマーケティングで使える方法までご紹介

「フォールス・コンセンサス効果」


「フォールス・コンセンサス効果」とは、自分の意見や判断が正しいと思い込み、周りの人も同じような意見や判断を下すと錯覚してしまう心理効果。 【心理学】フォールス・コンセンサス効果とは?意味や具体例、マーケティングで使う方法から論文までご紹介!

「親近効果」


「親近効果」とは、終盤に与えられた情報でその人の印象や行動が決定されやすいという心理効果。 【心理学】親近効果の意味は?恋愛やマーケティングで使う例を解説!初頭効果もご紹介!

「カウントダウン効果」


「カウントダウン効果」とは、期限を知らせると人はつい行動してしまうという心理効果。 【心理学】カウントダウン効果とは?意味や緊急性を煽る例、マーケティングで使える方法までご紹介

「クレショフ効果」


「クレショフ効果」とは、同じ画像や映像でも、その前に見たものによって受ける印象が変わるという心理効果。 クレショフ効果の意味は?CM・恋愛で使われている例やマーケティングで使う方法を解説【論文付き】

「レストルフ効果」


「レストルフ効果」とは、似たような商品が並んでいる場合、他の商品より特徴的な商品が記憶に残りやすいという心理効果。 【心理学】フォン・レストルフ効果(孤立効果)とは?意味やマーケティングの例、論文まで紹介

「コンコルド効果」


「コンコルド効果」とは、ある対象について将来の損失になると分かっていても、今までの金銭的・時間的・精神的投資(コスト)を惜しんで投資をやめられなくなる心理効果。 コンコルド効果(サンクコスト)とは?意味や恋愛・UFOキャッチャー・マーケティングで使える例を紹介!

まとめ|「コントラスト効果(対比効果)」で商品の見た目を最大限にしよう!

さいごに、この記事でお伝えしたことをまとめると以下の通りです。

まとめ
  • 「コントラスト効果」とは、2つ以上のものを比べたときに差があると、実際の差よりも大きく差が感じられる心理効果
  • 「コントラスト効果」は多くの場面で使われていて、逆に多くの場面で活用できる
  • 「コントラスト効果」は心理用語ではありますが、調理師の専門用語としても使われる
  • 「コントラスト効果」の類語・言い換え表現には、「松竹梅の法則」「アンカリング効果」がある
  • 「コントラスト効果」の対義語・反対語には、「ファン・ベゾルト効果」がある
  • 「コントラスト効果」は英語表記で”contrast effect”と表記。
  • 「コントラスト効果」をマーケティングでする方法は、初に高価格な商品を提示し、その後に低価格の商品を見せることでお得に感じさせることができる

商品や食材に「コントラスト効果(対比効果)」を活用させるときは、鮮やかに見せたり高級感をイメージさせるような対比を作り出しましょう。

そうすることで、商品の見た目が最大限アップし売れなかった商品が売れるようになるはずです。

食材、商品、文章などと幅広い場面で使われている「コントラスト効果(対比効果」をマーケティングで活用することができれば、大きく利益に繋がるでしょう。

ぜひマーケティングに取り入れてみてくださいね!

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