◆マーケティング心理学まとめ

投影性同一視とも呼ばれる摂取性同一視とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

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江波戸

会社員で複数のメディア統括をしている江波戸(えばと)です。(主にSEO担当)

Webマーケター兼ライターをしています。

「摂取性同一視ってどういう意味なんだろう…」

こんな疑問から解消します。

結論から言ってしまうと、「摂取性同一視」とは、不快感や嫌な体験の記憶を弱めて、人間の心理的に安定するように働く「防衛機制」の一種のことを言います。

この記事では、摂取性同一視の意味から摂取性同一視を使ったマーケティングの活用方法などをご紹介します。

最後まで読むことで、日常生活のどんな局面で摂取性同一視が使われているのかが理解できるようになるはずです。

読むのが面倒な方は…

※すぐにマーケティングで応用する方法を知りたい方は【「摂取性同一視」をマーケティングで活用する方法】をクリックでジャンプします。

この記事の内容
  1. 「摂取性同一視」の意味
  2. 「摂取性同一視」の英語表現
  3. 「摂取性同一視」の具体例
  4. 「摂取性同一視」を使ったマーケティング手法

「摂取性同一視」の意味

「摂取性同一視」の意味

江波戸

まず、摂取性同一視の意味について解説します。

摂取性同一視

読み:せっしゅせいどういつし

不快感や嫌な体験の記憶を弱めて、人間の心理的に安定するように働く「防衛機制」の一種。

「摂取性同一視」とは、名声や権威を引用して自らの弱点をカバーすることに意味を見出す心理を言います。

簡単に説明すると、スポーツチームの選手のデザインと同じデザインのユニホームや、同じデザインの道具などを身に付けたくなる心理効果のことです。

つまり、一流とみなされている、もしくは尊敬や憧れがある対象の属性を自分に取り入れることで、自分と同一視し、自分自身にも高い価値を見出そうとしている心理です。

「摂取性同一視」の具体例

「摂取性同一視」という心理用語は、具体的にどの場面で利用されているのかを解説していきます。

◆摂取性同一視は通販番組やCMを含む広告で頻繁に使われている

摂取性同一視は通販番組やCMを含む広告で頻繁に使われている

通販番組やCMで有名人をキャスティングしたり、化粧品やシャンプーなどでは一般的に美人に値する女優をキャスティングしたりするのも、この「摂取性同一視」が使われています。

このように、名声や権威のある人をキャスティングすることで、消費者に「この商品を手に入れれば、この人と同じものを利用していることになる」、「同じ体験を味わえる」などと思わせることができるのです。

このような高揚感を手に入れることこそが、消費者の購入行動につながっていきます。

つまり、あなたが「何かを売りたい」「このサービスを利用して欲しい」などと思っているのであれば、あなたに権威が必要もしくはその対象のものに権威などがあることで、消費者は購入行動に繋がりやすくなるのです。

  • スポーツ選手のユニホームやグッズが欲しくなる
  • ドラマや映画のロケ地などに訪問したくなる
  • ドラマや映画の名場面のシーンを振り返る
  • 好きなタレントの趣味やファッションなどを取り入れる
  • 好きなタレントの髪型やメイクを真似る
  • コスプレ

「摂取性同一視」の類語・言い換え表現

「摂取性同一視」の類語・言い換え表現には、以下があります。

  • 「投影性同一視」

それでは解説していきます。

「投影性同一視」

投影性同一視

読み:とうえいせいどういつし

精神分析理論を研究していたメラニー・クラインによって1946年に初めて紹介された心理用語。

この「投影性同一視」は、1946年「メラニー・クライン」によって紹介された心理用語です。

投影性同一視は、別名「投影同一視」、「投影同一化」とも呼ばれています。

「摂取性同一視」の英語表現

「摂取性同一視」は英語表記で”introjective identification”と表記します。

「摂取性同一視」は英単語の「introject」と「identification」から由来している名前ですが、それぞれはどういう意味を持つのでしょうか?

「introject」とは以下の意味を持ちます。

  • 無意識にその人の人柄(態度・考え)などを取り入れる

「identification」とは以下の意味を持ちます。

  • 同一
  • 同一であることの証明
  • 身分証明
  • 身元確認
  • 一体感
  • 同一視

この際に、これらの意味も「摂取性同一視」と一緒に覚えておくと良いでしょう。

補足|「摂取性同一視」と一緒にマーケティングで使える心理学

ここでは、「摂取性同一視」と一緒にマーケティングで使うと効果的な心理学をご紹介します。

「摂取性同一視化」は収益UPに効果的な心理学なので、さらに収益UPにつなげることのできる心理学を以下にまとめたのでぜひ参考にしてください!

「暗黙の強化」


「暗黙の強化」とは、その対象の比べる相手を批判することで、その対象を褒めたことになるという心理効果。 暗黙の強化とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「松竹梅の法則」


「松竹梅の法則(極端の回避性)」とは、三段階の選択肢があったときに、たいていの人は真ん中を選ぶという心理効果。 松竹梅の法則(極端の回避性)とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「コントラスト効果(対比効果)」


「コントラスト効果(対比効果)」とは、2つ以上のものを比べたときに差があると、実際の差よりも大きく差が感じられる心理効果。 コントラスト効果(対比効果)とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「クルーゾフ効果」


「クルーゾフ効果」とは、光の明るさや色の組み合わせによって快適や不快などと感じる心理効果。 クルーゾフ効果とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「摂取性同一視」


「摂取性同一視」とは、不快感や嫌な体験の記憶を弱めて、人間の心理的に安定するように働く「防衛機制」の一種のこと。 投影性同一視とも呼ばれる摂取性同一視とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「文脈効果」


「文脈効果」とは、次の4つの「知覚」「認知」「言語」「記憶」に関する概念で、その前後関係から対象となる刺激の知覚過程に影響をもたらす心理効果。 文脈効果とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「ディドロ効果」


「ディドロ効果」とは、自分が気に入った商品やサービスを購入すると、その他のものも気に入った商品に合わせた雰囲気のもので統一したくなるという心理効果。 ディドロ効果とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「ブーメラン効果」


「ブーメラン効果」とは、誰かを説得しようとすると、説得されようとした側の人の態度が硬化して逆に反発してしまうという心理効果。 ブーメラン効果とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「権威への服従原理」


「権威への服従原理」とは、ミルグラム効果とも言われるもので、人は権威性のある人の言動を見聞きしたときに「それが正しい」と思ってしまうという心理効果。 ミルグラム効果とも呼ばれる権威への服従原理とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「気分一致効果(感情一致効果)」


「気分一致効果」とは、情報を受け取る側はその時の気分や状況によって、同じ情報でも受け取る印象が変わるという心理効果。 気分一致効果(感情一致効果)とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「噴水効果」


「噴水効果」とは、さいしょに読み手が喜ぶものを見せることで、他の商品やサービスの露出を増やすことができるという心理効果。 シャワー効果とも呼ばれる噴水効果とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「吊り橋効果」


「吊り橋効果」とは、別名「吊り橋理論」とも呼ばれ、吊り橋の上のような不安や恐怖を感じる場所で出会った人同士が一緒に時間を過ごしたことにより、恋愛感情を抱きやすくなるという心理効果。 吊り橋効果(吊り橋理論)とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「一貫性の原理」


「一貫性の原理」とは、「自分の態度や発言、行動に一貫性を持たせたい!」という心理効果。 一貫性の原理とは?意味や具体例、マーケティングで使える方法までご紹介

「テンション・リダクション効果」


「テンション・リダクション効果」とは、購入時の決断や困難な目標を達成した直後、緊張が緩んだ状態になるという心理効果。 テンション・リダクション効果の意味は?マックやレストランの例、マーケティングで使える方法までご紹介

「保有効果」


「保有効果」とは、何かが自分のものになったときに、入手する前よりも高い価値を感じる心理効果。 保有効果の意味は?恋愛・マーケティングで使う方法や論文をご紹介

「バーナム効果」


「バーナム効果」とは、誰にでも当てはまりそうなことを、あたかも自分にピッタリ言われているかのように言われるように感じる心理効果。 バーナム効果の意味は?占いや血液型で使われている例、マーケティングで使える方法までご紹介

「ウインザー効果」


「ウインザー効果」とは、何かを直接伝えられるよりも、第3者から間接的に伝えられた方が信憑性は高まるという心理効果。 【心理学】ウィンザー効果の意味は?具体例やマーケティングで使う方法までご紹介

「初頭効果」


「初頭効果」とは、ヒトは相手を第一印象で認識してしまう傾向があるという心理効果。 【心理学】終末効果とも呼ばれる初頭効果の意味は?具体例やマーケティングで使える方法までご紹介

「ザイアンス効果」


「ザイアンス効果」とは、繰り返しその商品やサービスなどに接触することで、好意や印象、興味が高まるという心理効果。 【心理学】ザイアンス効果(単純接触の法則)の意味は?恋愛や営業、マーケティングで使う具体例を解説

「ストループ効果」


「ストループ効果」とは、文字意味と文字色を同時に目にするふたつの情報が干渉しあうという心理効果。 ストループ効果とは?日常生活やトイレ、ゲームで使われている例からマーケティングで使える方法までご紹介

「フォールス・コンセンサス効果」


「フォールス・コンセンサス効果」とは、自分の意見や判断が正しいと思い込み、周りの人も同じような意見や判断を下すと錯覚してしまう心理効果。 【心理学】フォールス・コンセンサス効果とは?意味や具体例、マーケティングで使う方法から論文までご紹介!

「親近効果」


「親近効果」とは、終盤に与えられた情報でその人の印象や行動が決定されやすいという心理効果。 【心理学】親近効果の意味は?恋愛やマーケティングで使う例を解説!初頭効果もご紹介!

「カウントダウン効果」


「カウントダウン効果」とは、期限を知らせると人はつい行動してしまうという心理効果。 【心理学】カウントダウン効果とは?意味や緊急性を煽る例、マーケティングで使える方法までご紹介

「クレショフ効果」


「クレショフ効果」とは、同じ画像や映像でも、その前に見たものによって受ける印象が変わるという心理効果。 クレショフ効果の意味は?CM・恋愛で使われている例やマーケティングで使う方法を解説【論文付き】

「レストルフ効果」


「レストルフ効果」とは、似たような商品が並んでいる場合、他の商品より特徴的な商品が記憶に残りやすいという心理効果。 【心理学】フォン・レストルフ効果(孤立効果)とは?意味やマーケティングの例、論文まで紹介

「コンコルド効果」


「コンコルド効果」とは、ある対象について将来の損失になると分かっていても、今までの金銭的・時間的・精神的投資(コスト)を惜しんで投資をやめられなくなる心理効果。 コンコルド効果(サンクコスト)とは?意味や恋愛・UFOキャッチャー・マーケティングで使える例を紹介!

まとめ|摂取性同一視を使えば消費者の購入行動が促される

さいごに、この記事でお伝えしたことをまとめると以下の通りです。

まとめ
  • 「摂取性同一視」とは、不快感や嫌な体験の記憶を弱めて、人間の心理的に安定するように働く「防衛機制」の一種のこと。
  • 「摂取性同一視」は英語表記で”introjective identification”と表記。
  • 「摂取性同一視」をマーケティングで活用すると、消費者は購入行動をしやすくなる。

ぜひ、この「摂取性同一視」をマーケティングで取り入れてくださいね!