◆マーケティング心理学まとめ

【図解で解説】日本人が敏感なバンドワゴン効果とは?意味や具体例、広告・マーケティングで使う方法までご紹介

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江波戸

会社員で複数のメディア統括をしている江波戸(えばと)です。(主にSEO担当)

Webマーケター兼ライターをしています。

「バンドワゴン効果とは?意味ってなんだろう…?例を知って広告やマーケティングで使いたい!」

こんな悩みを解消します。

まず結論から言ってしまうと、「バンドワゴン効果」とは、ある製品や事柄に対し、多数の人がそれを支持、賛同している場合に、その製品や事柄への支持、賛同がとても高くなるという心理効果を言います。

この記事では、「バンドワゴン効果」の意味や広告・Fxの例、「バンドワゴン効果」を広告やマーケティングで使うをご紹介します。

最後まで読むことで、バンドワゴン効果のすべてを知ることができます。

マーケティング職についている方はこの記事に書いてあるマーケティング手法を知ることで、あなたの携わっている商品やサービスが繁盛するでしょう!

読むのが面倒な方は…

※すぐにマーケティングで応用する方法を知りたい方は【「バンドワゴン効果」を広告やマーケティングで使う方法】をクリックでジャンプします。

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バンドワゴン効果とは?バンドワゴン効果の意味を紹介!

バンドワゴン効果とは?

江波戸

まず、バンドワゴン効果の意味について解説します。

バンドワゴン効果

読み:ばんどわごんこうか

ある製品や事柄に、大勢がそれを支持や賛同しているときに、その製品や事柄への支持、賛同がとても高くなるという心理効果。

「バンドワゴン効果」とは、マーケティング経済学政治学社会学でよく使われる行動心理学の用語で、ある選択肢を大勢が選択していることで、その選択肢を選択する人がさらに増加するという心理効果です。

簡単に説明すると、世の中の流行りや周囲の評判を判断材料にしてしまうことです。

つまり、「みんながやっているから」「みんなが買っているから」「みんなも知っているから」などの理由に基づく安心感や欲求などにより、効果が働く心理用語です。

そもそも、「バンドワゴン」とは、行列の先頭に立つ、楽隊車を意味し「時流に乗る」、「勝馬に乗る」、「多勢に与する」という意味を持ちます。

日本人は流行に弱いので、この「バンドワゴン効果」が日常的に働いていると言えます。

「バンドワゴン効果」の実証実験

実証実験について

バンドワゴン効果の意味が理解できたはずなので、次にバンドワゴン効果を証明した「実証実験」についてご紹介します。

  • アッシュの同調実験

バンドワゴン効果を実証したとされる実験として、知られているのが「アッシュの同調実験」です。

この実験は、ヒトは周囲の意見にどのくらい影響されてしまうのかということを検証した実験です。

以下が「アッシュの同調実験」の詳しい内容です。

アッシュの同調実験の内容
  • 実験の対象者:1人
  • 実験の目的:被験者以外の全員がサクラで間違った選択肢を満場一致で選んだら、被験者は同調して他の参加者と同じ選択肢を選ぶのかというもの。

まず、対象とする1人の被験者は、他の参加者たちとともに席に座り、課題にチャレンジします。

この課題は、提示された線と同じ長さの線を選択するといった至って簡単なものです。

しかし、実のところ、被験者の他の参加者たちは、この実験の調査側が用意した仕掛けているサクラです。

このサクラは、間違っている選択肢を満場一致で選ぶように指示されています。

例えば、正解が間違いなく「A」であるにもかかわらず、被験者以外の全員(サクラ)が「C」と答えたら、被験者は周りの意見に流されてしまうのかというものを検証します。

この実験の結果、他の参加者(サクラ)が満場一致で間違った選択肢を選ぶと、被験者は同調し、明らかに間違った選択肢を選ぶ確率が高まったのです。

上記でご紹介した実証実験からわかる通り、単純明快で簡単な課題でさえ間違ってしまうことから、ヒトは周囲の意見に同調してしまう生き物であるということがわかりました。

以下の図解で、この実験の結果をわかりやすくまとめました。

バンドワゴン効果の実証実験のまとめ

このような実証実験から、ヒトが周りに影響されて、多数派に同調してしまうことがわかりますね。

「バンドワゴン効果」の対義語・反対語(逆の意味を持つ心理学)

対義語・反対語

「バンドワゴン効果」の対義語・反対語は以下の通りです。

  • アンダードッグ効果

それでは「アンダードッグ効果」の意味を解説します。

「アンダードック効果」

アンダードッグ効果

読み:あんだーどっぐこうか

優勢が予測されていたのに、他の選択肢が勝ること。

「アンダードッグ効果」とは、勝敗や投票の結果予測で、不利な状況にあると報じられた方に同情票が集まり逆転勝利につながる現象の心理効果です。

簡単に言うと、弱いまたは不利な立場に置かれている人や状況の方を応援したくなる心理効果を言います。

言い方が悪いですが、「可哀想という気持ちになり、応援してあげたくなってしまう」ようなこと。

アンダードッグ効果は、「判官贔屓効果(はんかんびいきこうか)」とも呼ばれています。

  • バンドワゴン効果は、”勝ち馬効果”
  • アンダードッグ効果は”負け犬効果”

「アンダードッグ効果」と「バンドワゴン効果」をまとめて「アナウンス効果」というので一緒に覚えておくといいですね。

◆「アンダードッグ効果」の具体例

アンダードッグの具体例の詳細

「アンダードッグ効果」の例は以下の通りです。

  • 小柄なボクサーと大柄なボクサーで試合を行ったとき、小柄なボクサーを応援したくなる
  • 売上成績が悪い営業マンから商品やサービスを買ってあげたくなってしまう
  • 売れてないアイドルや目立ってないアイドルを応援したくなる

◆「アンダードッグ効果」の英語表現

「アンダードッグ効果」は英語表記で、”underdog effect”と表記します。

「underdog」は勝ち目のない人、負け犬を意味し、「effect」は日本語訳で効果を意味します。

「バンドワゴン効果」の類語・言い換え表現

類語・言い換え表現

「バンドワゴン効果」の類語・言い換え表現には、以下の2つがあります。

  • スノッブ効果
  • ヴェブレン効果

それでは1つずつ解説していきます。

「スノッブ効果」の意味

スノッブ効果

読み:すのっぶこうか

人と同じものは消費したくないという感じること。

「スノッブ効果」とは、同じ商品を大勢の人が保有していると、その商品に対して希少価値がつかないため、その商品に対して購入意欲が下がるという心理用語です。

つまり、スノッブ効果は、希少価値による購買心理を促進する心理学で、品薄になるとどうしても欲しくなってしまうような心理効果です。

◆「スノッブ効果」の具体例

スノッブ効果の具体例の詳細

最近では、新型コロナウイルスでトイレットペーパーやマスク、除菌シートなどの商品で品薄が続きましたよね。

このように、希少性があったとき購買意欲が増したはずです。

品薄になったからこそ、より欲しくなるようなことをスノッブ効果と言います。

  • バンドワゴン効果:みんなが持つと欲しくなる
  • スノッブ効果:みんなが持つと欲しくなくなる

「スノッブ効果」について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください!

スノッブ効果の意味は?由来・類語・具体例・マーケティングで使う方法まで紹介!限定商品を使うと効果的!

「ヴェブレン効果」の意味

ヴェブレン効果

読み:うぇぶれんこうか

購入するものが高価であることが効用を高める効果。高いもの=良いもの。

「ヴェブレン効果」とは、ブランド消費が代表の例で、商品やサービスの価格が高く、それを手に入れること自体に特別な消費意識・欲求が生まれるという心理用語です。

簡単に言うと、高価な商品やサービスは質が良いという心理が働き、購買心理が高まるということです。

ヴェブレン効果は「顕示効果」とも呼ばれています。

米国の経済学者・社会学者であるソースティン・ヴェブレンが「有閑階級の理論」で、黄金狂時代の米国の有閑階級に特徴的だった、「見せびらかし」の消費(顕示的消費)について言及したことから由来しています。

GUCCI(グッチ)やCHANEL(シャネル)のような高額なブランド品を購入してしまうような心理の説明として使われています。

価格が高いほど、質が優れていると勝手に思い込むのもヴェブレン効果が働いている一例です。

また、セールのときに、割引率が80%と同じ割引率の2つの商品があった場合、値段が高い商品の方がお得だと感じてしまうことも効果が働いている証拠と言えます。

◆「ヴェブレン効果」の具体例

ヴェブレン効果の具体例の詳細

家電商品を販売している「バルミューダ」を例として挙げてご紹介します。

家電製品の価格は相場として全部高いですよね。

しかし、バルミューダはその家電製品の相場を覆すほど高値を設定し家電製品を販売しています。

これは、ここでご紹介している「ヴェブレン効果」を使ったマーケティングです。

デザイン性もありますが、価格が高いからこそブランド性があり、優れているというイメージができるのです。

◆「ヴェブレン効果」をマーケティングで使う方法

「ヴェブレン効果」はマーケティングで使うことができる心理効果です。

つまり、あえて価格を高く設定することで、「その商品の質は良いんだ!」と商品価値を高めることができるのです。

これは「名声価格」とも呼ばれているマーケティング手法です。

ブランド品や歴史的に価値があるものに対して、プレミアをつけることで、商品価値が保証されていく傾向があるので覚えておきましょう!

「ヴェブレン効果」を詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください!

ヴェブレン効果の意味は?広告・マーケティングで使う例や論文をご紹介!

「バンドワゴン効果」の英語・英語例文・英語表現

英語表現

「バンドワゴン効果」は英語表記で、”bandwagon Effect”と表記します。

「バンドワゴン効果」は英単語の「bandwagon」と効果の意味を持つ「Effect」から由来している名前ですが、「bandwagon」とはどういう意味を持つのでしょうか?

「bandwagon」とは以下の意味を持ちます。

  • 行列の先頭の楽隊車

以下では、「banwagon」を使った英文をご紹介します。

<例文>

  • Japanese are apt to jump on the bandwagon.(日本人は流行に乗る傾向がある)
  • In the past I used to vote the Democratic ticket, but from now on I’ll climb on the Republican’s bandwagon.(これまでに民主党に投票したものだが、これからは共和党に乗り換えるつもりだ)

参考:https://ejje.weblio.jp/content/bandwagon

「バンドワゴン効果」の具体例

具体例

「バンドワゴン効果」という心理用語は、具体的にどの場面で利用されているのかを解説していきます。

◆バンドワゴン効果は経済学で使われている

経済学において、バンドワゴン効果は、「同じ財を消費する人が多いほど、また他の人の消費量が多いほど、自分の財を消費する作用が高まる」という効果を持ちます。

「バンドワゴン効果」は、アメリカの経済学者である「ハーヴェイ・ライベンシュタイン」によって創作された言葉で、消費の効果効用のうち、流行りに乗ること自体をバンドワゴン効果と呼びました。

◆バンドワゴン効果は投票行動で使われている

選挙の投票行動でもバンドワゴン効果が使われています。

例えば、事前のマスコミの選挙予測報道で、すでに優勢とされている候補者に有権者が投票してしまうことが挙げられます。

バンドワゴンの選挙の投票行動においての例

これはよく選挙投票所でNHKが出口調査をしていますよね。

それがこのバンドワゴン効果に影響しています。

また、誰に投票したかがわかるような投票の方法を取れば、よりバンドワゴン効果が働き、その投票で最も優勢である候補者に投票するようになってしまいます。

そのため、選挙の立候補者は「国民が私を支持してくれている」ということをアピールすることでさらに支持を集めることができるのです。

◆バンドワゴン効果は恋愛で使われている

バンドワゴン効果は恋愛でも使われている心理効果です。

例えば、以下の3つのことがバンドワゴン効果が働いている例です。

  • モテている人がさらにモテる
  • 周りの人が好きだと知ると、自分も好きになってしまう
  • リーダーや運動神経が良い人を好きになってしまう

上記の3点はバンドワゴン効果によるものと考えられます。

つまり、「全然モテないよ〜」という発言は、逆効果に働いているので言わない方が良いです。

バンドワゴン効果が恋愛で使うことができる例

むしろ、「実感ないけど、周りからモテてるって言われるんだよね〜」と言うとよりモテるかもしれませんね。

「バンドワゴン効果」を恋愛で使ったテクニックを知りたい方は以下の記事を参考にしてくださいね!

【恋愛心理学】バンドワゴン効果を恋愛で使うテクニックを大公開!

ここまで「バンドワゴン効果」の具体例をご紹介してきました。

次に、「バンドワゴン効果」と似た心理学や反対の意味を持つ心理学をご紹介します。

「バンドワゴン効果」を広告・マーケティングで使う方法

マーケティングで使う方法

  • Twitterでトレンドワードを見ると知らないワードでさえも、ついつい気になってチェックしてしまう
  • 「◯◯個の販売実績!」、「今大流行中の◯◯」などの文章があると気になる
  • 通販サイトでレビューが多いとその商品を信頼する

上記はすべてバンドワゴン効果が働いていますが、これをうまく広告やマーケティングで使うことができます。

バンドワゴン効果のレビューを使ったマーケティング方法

例えば、通販サイトでレビューが少ないよりも、多い方が良いうえにより信頼される商品に見えるので、より売上が増加する事実があります。

つまり、レビューを増やすだけで、そのレビュー元の商品が信頼され、「みんなが高評価だから私も購入しよう!」という心理状態にさせることができるのです。

これをマーケティングで使うとすれば、もうおわかりだと思いますが、商品やサービスに口コミ・レビュー機能をつけるだけでグンっと売上UPが見込めます。

通販サイト以外でも、ブログなどで商品やサービスを紹介するときに、

  • 紹介する商品やサービスの口コミを追加する
  • ツイッターでその商品やサービスに対する評価のツイートを引用する

などをするだけでもとても効果的です。

また、

  • トレンドを先乗り
  • 大流行!
  • みんなが選んだ!

などのようなキャッチコピーをつけるだけで目に止まりやすくなるので、記事のタイトルやツイートに使うことで閲覧してくれる方も多くなります。

では、キャッチコピーにつけるとバンドワゴン効果が働くワードは以下の通りです。

バンドワゴン効果が働くワード集
  • 流行
  • 人気
  • おすすめ
  • トレンド
  • 〇〇でしか手に入らない
  • 2度と手に入らない
  • 数量限定
  • 残り在庫わずか
  • 入手困難
  • 本日限り
  • ロングセラー
  • 全米が泣いた
  • 全米が震撼

「バンドワゴン効果」の論文集

<画像>論文

ここでは「バンドワゴン効果」の論文集をまとめておきます。

ぜひ参考にしてくださいね!

参考 消費者間ネットワークと購買行動:スノッブ効果とバンドワゴン効果CiNii 参考 エージェント集団における同調行動とバンドワゴン効果CiNii

まとめ|バンドワゴン効果はさまざま場面で使われている

この記事のまとめ

さいごに、この記事でお伝えしたことをまとめると以下の通りです。

まとめ
  • 「バンドワゴン効果」とは、ある製品や事柄に対し、多数の人がそれを支持、賛同している場合に、その製品や事柄への支持、賛同がとても高くなるという心理効果
  • 「バンドワゴン効果」の対義語・反対語は「アンダードッグ効果」
  • 「バンドワゴン効果」の類語・言い換え表現には、「スノッブ効果」と「ヴェブレン効果」がある
  • 「バンドワゴン効果」は英語表記で、”bandwagon Effect”と表記
  • 「バンドワゴン効果」は広告やマーケティングで使える

バンドワゴン効果はさまざまな場面で使われていることがわかったはずです。

伴って、バンドワゴン効果はさまざまな場面で使うことも可能です。

バンドワゴン効果を広告やマーケティングで活用して、売上増加を目指しましょう!

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